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砂の考察
ご覧の写真は、2月20日前後に発達した低気圧からやってきた北のウネリ。この期間、約1週間、和田浦の海はクローズアウトを余儀なくされた。その結果、このでかいウネリによって砂が大きく変動して、多少のサンドバンクが形成されて、波が割れやすい地形に戻った、いわば記念すべきスウェルとなったわけ。夏場の台風のウネリは南からやってくるので、砂は花園海岸方面へと押しやられ、それが冬の北からのウネリによってまたもとの場所へ戻る、そんないったりきたりを繰り返しながら、海は常にその姿を変えているわけだ。
さてご覧の写真だが、花園にあるマンションのベランダから撮りおろしたもの。見ても解るように海岸の砂は以前に比べて大きく減少している。ネコの額ほどの砂浜しかない。
すると、「これじゃぁ大きい波が来たら危ないからテトラポッド入れよう」というようなアイデアが浮上するのが世の常。この海岸に防潮堤ができたのが昭和の中期。災害には大きく役立っているはずだが、その防潮提の内側に波や風によって堆積した砂は、当然元の場所へ戻ることは不可能で、松林内に砂がドンドン堆積されている。こういうのも海岸を大きく減退させている理由と考えられる。背丈以上の高さがあった防潮堤が、今ではほとんど砂で埋まってしまっている。それだけ海に戻れない砂が増えているということだ。「じゃぁ、その防潮堤の内側の砂を海に戻すことからやってみよう!」そういうことを考える賢明な人が多くいてくれるなら、自然はありのままの美しい姿を変えないだろうけれど・・・
2003-03-15
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