| 時は霜月、「今年もあと2ヶ月でオシマイだぁ・・・・・」などと暢気に、ヒナタボッコをしていた。ビジネスの相棒、セッキーの姿が見えなくなって数十分。「また波でも見に行ってるのかな・・・・」などと考えていると、なにやらトイレの中からガサゴソ音がする。やがてドアノブをカチカチと回す音。 |
| 「セッキー?」 |
| 「あ、はい・・・・・・」 |
| 「何?調子悪いの?」 |
| 「えぇ、なんだか調子悪いです・・・・」 |
| 「飲みすぎ?下痢かなにか?」 |
| 「いや、体は良いのですが、トイレのドアノブの調子が・・・・・」 |
| 「はぁ?」 |
| 「ずっと開けようとしてるのですが、ロックが掛かりっぱなしで・・・・・・」 |
| 「え?どのくらい居るの?」「もう10分は過ぎてます・・・・」 |
| 「で?ぜんぜん開かない?」 |
| 「はい、だめです・・・・・」 |
| 「本当に?困ったなぁ・・・・・」 |
| とは言いつつも、こういう他人のプチ不幸は絶対に面白い。見逃せない! |
| 「なぁ、セッキー?」「はい、なんですか?」「あのさぁ、困ってるところを写真撮ってもいい?いいよね?!」 |
| 「はぁ、別に良いすけど、早くしてくださいね!」 |
| 「解ってるって!」 |
|
| で、デジカメを取りにいくと充電切れ! |
| 「セッキー、ごめんごめん!カメラ充電切れてるからちょっとまってね!タバコでも差し入れしようか?お茶?おせんべい?」 |
| 「あー、そういうのいらないすから早く開ける努力をお願いします・・・・・・」 |
| 「わかったよ!大丈夫!だって、平凡な日常で、こういうスクープ記事は滅多にかけないからね!ちょっと待ってよぉ!」 |
| そういいながらかれこれ救出までに30分近くを要したのでありました。なんだか、楽しい30分で良かったです。ちなみにドアノブの修理にあたっているのは本物の大工さん。結構一生懸命に救出してくれて、本当に感謝しています! |