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(Back Nomber)


砂動オケサ

 愛犬ジェフは、昨年暮れまでどうしても上れなかった、砂浜にある防潮堤防を、今ではものの見事に駆け上がってみせる。散歩のかいあってか、体は隆々とした筋肉でおおわれていて、見事な肉体美を誇る。肉体の進化というのは、トップアスリートだけではなくて犬にもあるのだということに気づかされた。

 と、ここまではマヌケな冗談!昨年9月の台風以来、浜砂が堤防沿いに堆積してきてしまい、堤防の高さがみるみる低くなった、というのが事の真相。砂浜の幅も猫の額ほどの広さしかなくなり、海はドーンと深くなっているのが昨今の海岸事情。うねりの向きとか、風の具合によって、砂は常に流動する。遠浅になったりドンブカになったり、砂浜が狭くなったり、あるいは広くなったり、足し算引き算を繰り返しな
がら、なんとかやってきている。出鱈目な発言だが、自然の摂理なんてものはそういうものだと思う。偉い人や学者さんが知恵を絞って計算式を出したところで、なかなかその通りには行かないのが自然ではないか?!くらいに思っている。ただ最近の状況を見るにつけ、足し算引き算で帳尻が合う。というよりも確実に引き算式の方が優勢で、確実に状況は悪化してるように見えるのだが・・・・・・・・・

 昔は遠浅で広い砂浜を誇っていたのが、今ではその面影はほとんど見ることが出来ない。子供の頃は、野球とかできるくらいに砂浜は広かった、今じゃとてもそんなことは出来ない。「金属バットだと打球が飛びすぎる」そういう理由もあるいのかも知れない・・・・

 そんな海岸事情なので、どうしたって良い波が立つには条件的に乏しい。浜砂はウネリの向きや風の具合や、あるいは降雨量によって、本当に敏感に流動する。砂浜に立つ波よりもリーフに割れる波が良いのは、リーフの地形の安定性に起因する。砂浜で良い波を当てるのは本当に至難のわざと言える。という訳で、毎朝愛犬と散歩しながら、サーフィンには不向きな砂浜を眺めている。「待つこと、それもサーフィン!」と哲学したのはジェリー先生だったが、桜の咲く頃にはよい波が立つといいな。のんびり鼻歌でも歌いながら待ちたい。いくら鼻歌でもオケサは歌わないけれど・・・・・・

2003-02-06

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