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PURE LOCALISM
3月の23,24日の二日間、和田浦の海岸では、世界サーフィン選手権大会の日本代表選手を決定する最終選考会が行われた。南は九州宮崎、北は仙台から日本を代表する選手が集い、代表の座をかけての選考会だった。波もまずまず良いコンディションで良かったのだが、二日間、選手たちと海にいて思ったことを少々・・・・・・
やはりサーフィンというもの自体、スポーツとしての認識が薄いせいなのか、一般の人はもちろんのこと、プレス関係の人たちにも全く注目を集めることなく終了してしまった。特にサーフィン専門誌の取材が一社も無かったのには驚きを隠せなかった。解りやすく言ってしまうと、サッカーのワールドカップの選考を兼ねた合宿には、あれほどに期待も注目も集まっているのに「サーフィンは日本ではまだまだマイナーなのね・・・」というのが偽らざる気持ちだった。更には日曜だけしか海に来られない(こういう人種を業界ではサンデーサーファーというのだが)人たちにまで「なんだよ、大会なんかやってよ、サーフィンできねぇじゃん」などと思われる始末。全国のエリートサーファーが集合しているのだから、普通、サーファーだったら関心を持つはずなのに、それすらないのだから、ましてや一般人が関心を寄せようはずも無い。
ちょうど日曜日は、和田町の町長選挙の投票日でもあった。将来は町長さんが全国各地からきた選手たちを激励するようなシーンが見られたらいいし、「そういう人に投票をしたいな」なんてことも少し考えたりした。ローカル新聞の月曜の朝の社説には「市町村が合併を控えおそらくは最後の首長選挙、やがてどの自治体も合併という大きな波の飲み込まれ、それまでは、町や村という鮮明な輪郭の中で行われてきたことが、そのよりどころを見失う恐れが強い。半世紀近く、住民の意識の中に行きつづけてきたその輪郭が直ちに消滅することは無いにしても、やがては風化し、忘れ去られてゆくだろう。残された数年間、行政も住民も今まで以上に町の個性や使命を鮮明に意識して育てていかないと、広い地域の中に包吟された、単なる1地区に埋没しかねない」という非常に洗練された崇高な言葉があった。サーファーの皆さんに解り易く説明すれば、「これこそローカリズムの定義なのです」ということになる。
和田浦の波によって日本代表選手が選考され、選手たちは日の丸を胸に、遠く南アフリカまで出かけて世界のサーファーたちと技を競う。ただそれだけのことではあるのだが、そういう波がここにある、それだって立派な和田町の個性だと思うのは私だけだろうか?話が長く硬くなってしまった。でも政治政治してはいないし、たまにはこういうのもいいんじゃないか?そういえばうな陣の女将さんが町会議員になったんだ。町が活気づきそうで嬉しいね!おめでとう!
2002-03-25
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