hibisikasu2.gif (1696 バイト)hibisikasu.gif (3719 バイト)hibisikasu.gif (3719 バイト)和田浦LISM hibisikasu.gif (3719 バイト)hibisikasu2.gif (1696 バイト)hibisikasu2.gif (1696 バイト)

(Back Nomber)


閑古鳥と愛犬

 今やサーフィンは人気の高いスポーツのひとつで、四季を問わず楽しめることは誰でも知っている。「この寒いのに波乗りして、あいつらばかじゃねぇか」未だに多くの人はそう思っているが、20年前ほど白い目は向けられなくなった。とはいっても、真冬のサーフショップ稼業は暇である。いくらシーズンオフのないスポーツといっても、やっぱり冬は暇である。長くこの稼業に精を出していると、おのずと上手な冬の過ごし方が見つかるものだ。たとえば寒い冬を抜け出して海外を旅するもよし、写真のように、ひたすら愛犬と寝て過ごすもよし、充電の仕方は工夫次第でいかようにもなる。

 ところで写真の愛犬、DUKEだが、すっかり調子が悪く、あとはゆっくりと御迎えを待つばかりになってしまった。腹水が溜まり貧血も進行して、獣医さんからも「輸血も手術も体力的に無理」と宣告されてしまった。ぐうたらなサーフショップのオヤジとその愛犬が昼寝をしている写真だが、供に命のはかなさをウレいている。DUKEがここで暮らしてちょうど10年が経つ。この犬に和田町はどう映ったのだろう?海も山もあって散歩には好都合だったし、夏の間、長者川で水浴びして遊んだこともあったし、うなじんさんのウナギノホネも大好物だったし、住み良い町だったと思う。ご近所からは魚やその他いろいろいただきご馳走にもなった。神社の桜並木が満開の日に散歩したこともあった。春はもうすぐだが、もうあの桜の下は歩けそうに無い。ジリジリするような夏の砂浜も歩けそうにない。御迎えはわりと早く来てしまいそうだ。冬の寒さに少しずつ春の気配が漂う陽の中でまどろむこと以外はできなくなってしまった。できれば柔らかな春の陽の中で苦しむことなく逝きたいと思う。大切にしてくれた全ての方にありがとう。天国からあなたがたの幸せを祈ることくらいぼくにもできるかもしれないです。息絶える前に、みなさんと和田町にありがとうを伝えます。幸せの比較なんてできないけど、それにしても僕は幸せな犬でした。

2001-1-25

Back