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看板描き
開店以来15年間、ほったらかしておいたSHOPの看板、だいぶ色も褪せてくたびれてきた。なので、ここは心機一転、書きかえ作業に取り掛かった。っても、私、こういう作業は大の苦手、色はみ出し当たり前、線はヨレヨレ、見るも無残な看板になるのは簡単に予想できる。だいたいペンキが乾く時間を待つ、この「待つ」という行為ができないのですな。下地を塗る、待つ、もう一度塗る、待つ、三度塗る、待つ、次の色を入れる、また待つ、この待つという行為、以外や簡単そうで、実は苦手な人って多いハズ。3分のカップメンなら2分で喰う、それ以上待たされるカップメンは、どんなに美味くても絶対買わない!これ、わたしのポリシー。まぁ、そのくらい待つのが嫌い。

ところで看板、業者に頼んだのでは高くつく。そんな時に「あぁ、おれやりますよ!そんなのちょろいっすよ!」ということで買って出たのが、いろいろお騒がせ野郎のカオル。以前から、サーフボードとかにもチョロチョロっとペイントとかさせたら、以外や上手かった。去年書いて貰ったGRATEFUL DEADなんて、そりゃあ結構な出来栄えで、今でもSHOPに飾ってある程の力作。「高いところは危ないから」と命綱なんて巻きつけての本格的な作業となった(亀甲縛りとかやんないで安心した)。どっかから模造紙にでっかくコピー(そんなに拡大(1mはある!)できるコピーがあるのも始めて知った)なんかとって来てセッセと作業に取り組んでくれた。で、やはり、一工程終わるたびにタバコばっか吹かしてる。「早くやっちまえよ!日が暮れちゃうじゃん」とせかすと、「だめだめ、十分乾いてからじゃないと綺麗に上がりません!」たしなめられた。
店舗の床張り替え、ラック作り、ガラスの張替え、そして看板描き、なんだかんだとみんなの協力を得て成り立っているのがサーフショップという代物で、「作業代金を安く済ませる!」もちろんそれが大前提ではあるが、もっとマインドの部分において大切な何かを感じたりした。ただ、そういうサーフショップもどんどん衰退の時にあって、ただの物売りの箱にしか過ぎない時代になってきている。でかい店舗を構えて物量に頼る、スーパーとかにありがちなあの作戦が、この業界にもやってきつつある。だから海にはバカサーファーがどんどん増えて、サーフィンバカはすっかり居場所を無くしているのが現状。おれもたまには気の利いたことを言うようになったな・・・・・・・・・・・まぁ、時代がどう変化しようと、「これだけはマガラネェよ!」そういうのを大事に生きていたいが、そんなことも言ってられネェ時代ということもいえる。看板の星の中に堂々とSOULとあるが、それは伊達じゃねえんだぜ!

2004-04-05
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