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(Back Nomber)


インドネシアみたい・・・

 バリ島は、今でこそハワイ、グアムにつぐ観光地のメッカとして一般人にも知れ渡っているが、1980年代初頭のそこは、それはもう今とは比較にならないくらいのヘンピさだった。けれど、そこにある波は素晴らしく、その波のクオリティに比すれば、プリミティブな生活もまた楽しいものだった。今ではクタ界隈には豪華なホテルが林立して、世界各国の老若男女問わずに賑わいを見せている。海も混雑が極まりなく、先人たちは、インドネシアのさらに奥地へと波を求めたのは、みなさんもご存知でしょう?スマトラ島のニアスがそれであり、今ではメンタワイ諸島が魅惑のラストデスティネーションとして名高い。G−LANDやロンボク、スンバワ島、ほかにもたくさんあるのですが、今回はそんな話しじゃないんです。

 12月5日、水道局の方がやってきて「昼の2時間断水するのでよろしく」ということだった。ウンコも流せないし、波乗りした後に、シャワーも浴びられない。断水は不自由極まりない。で、シャワーの場所にポリタンクやらポリバケツに水を用意しておくと、海から上がったサーファー達は、何の不満もなく水を浴びている。インドネシアでサーフィンする場合は、だいたいがこういうパターンが多い。みんながサーフィンする場所には、ワロングと呼ばれる茶屋があって、そのそばには井戸が掘ってあって、そこにバケツを投げ込んで水を浴びるのです。綺麗な水かどうか?たぶんいろんな菌がウヨウヨでしょうが、海あがりのシャワーは気持ちよいものです。ウンコだってヒシャクに自分で水を汲んで流すのです。「海外まで行ってそんなことするの?」当たり前です。豪華なホテルにブランド品漁り、ワインにステーキ、そんな海外旅行は僅かな日本人だけです。水浴びしている皆の姿を見て、何だかインドネシアを思い出してしまったのでした。水が止まったり電気が止まったり、あるいは電車が止まっただけでアタフタしてしまう現代人の中にあって、やっぱり世界を旅しているサーファーは、そういうことに動じないし、けっこう格好良いです。ただ、この日はトイレの便器に、かなりでかいウンコがしてあって、威風堂々、水も流れぬまま、鎮座していた姿には閉口しました。水が流れないし、「さてどうしたものか?」本人もあせったに違いないです。

 そういえば12月5日は、私たち夫婦にとって19回目の結婚記念日でした。断水、ウンコの処理、なんだかんだと忙しく記念の日も過ぎてしまいました。来年は20周年記念なので、「断水と重ならないといいな」と思っています。

01-12-05

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