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(Back Nomber)


春砂

 年明けから、どうも砂の付き方が悪く、なかなか良い波が割れない。今日は大潮だったので、最干潮時に遊びがてらチェックしてみた。年明けよりは良い状態になっているが、それでもまだまだ良好とはいえない。波打ち際手前に細長く着いているので、そこだけが浅く、すぐに沖はドカーンと深くなっているために、どうしてもワイドなブレイクになってしまうようだ。このサンドバンクがもう少しでも沖に着いていれば、波も程よくブレイクするはずなのだが、これでは手前すぎる。こういう状態の時は、波も悪く、サーフボードはよく壊れるし、怪我をすることが多い。子供の頃は、驚くほど遠くに砂が出ていて(俗に言う遠浅というやつ)、そこまで泳ぐのも一苦労だったが、ここ2−30年、そのような壮大な地形になった事はないと思う。今の海とじゃ、そのスケールは全く異なるものだった。夏には、ビート板で延々と乗れる波もあった。水門の岩場から長者川まで続く波もあった(これは冗談です)。とあれ、色々な理由で砂が動いたり減少したりしているからだろう。

 そういえば今日、遠路遥々、和歌山から堀口元気君がやってきた。昔は鴨川に住んでサーフィンしていた人なのでよく会ったが、最近会う事もめっきり減った。日本を代表するビッグウェイバー。もし君がサーファーで彼のことを知らなかったら、もう少しサーフィンのお勉強を勧めたい。ここ数年、環境問題に積極的に取り組んでいるらしく、真剣なお話が印象的だった。「良い波乗りたい。」「日本はだめだから海外行っちゃう!」良い波に乗ることばかりしか考えていない人が多い(私も含めて)が、時には、良い波が立つ理由とか、そこから派生する環境問題にも考えを及ばせた方がいいかもしれない、そんなことを思うのだった。まぁ、いつかこの砂も移動して良い形のバンクを形成するだろうが、問題は砂自体が減ってしまっていることだ。ワイキキビーチのように、どこからか砂を持ってきて補給する、そんな将来があるのだろうか?極々近い将来、地方行政は財政難でもあり、近隣の海浜をレジャー開発会社みたいな民間企業に委ねてしまう、そんな話も聞かれる。日本人のレジャーとかリゾートに関する意識を想像するにつけ、末恐ろしい海の形を想像してしまう・・・・・・

2005 03-18

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